Q. 逆境に耐えうる、忍耐力を身につける方法とは?

人の資質は、逆境に置かれたときこそ試される。大切なのは何より楽観的であること。そして辛い状況でも腐らず投げ出さず、置かれた環境でベストを尽くすことだ。

楽観的と言うと、とかく性格的なものだと思いがちだが、実はそうではない。同期トップで東レの取締役に就任、東レ経営研究所社長などを歴任した佐々木常夫氏いわく「楽観というのは意思である」。必ずチャンスはある、と楽観的な態度を意思の力で選ぶことだ。その好例として佐々木氏は、外相や首相を歴任した広田弘毅を挙げる。

広田は外交官時代の一時期、公使としてオランダに赴任したが、要は左遷だった。そのとき広田は、「風車 風が吹くまで 昼寝かな」と実に楽観的な句を詠んでいる。鷹揚に構え、左遷されても腐ることなく、かつてオランダが世界を制覇した理由を探り、同じく小国として日本が生きる知恵を学んでいた。そこで培った人脈や知見が認められ、やがて日本に呼び戻されると出世の階段を上っていった。

(大沢尚芳=撮影)
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