食事はぜいたくに、車と保険は切りつめるが正解
元銀行員として多くの経営者を見てきた菅井敏之氏は、節約の観点から見て「食費は削るべからず」とアドバイスする。
「老後のための準備として、お金を貯めることは必要ですし、そのための節約も素晴らしい。ですが、食費を含む細かい節約はストレスのほうが大きいので、家計を見直すなら住宅費、保険料、自動車費、教育費という四大固定費が先です。見栄だけで車を持っているならそれを手放し、かわりに昼はいい店で食事をして、夕方までもりもり働く。どちらが幸せかを考えて、無駄なストレスは極力カットしましょう。それでこそ『金持ちじいさん』なのです」(菅井氏)
サーキュレーション代表取締役。大企業で役員経験のあるシニアを中心にネットワークを構築し、企業の課題を解決する人材マッチングサービスを行う。これまでに面談してきたシニアは3000人以上。
元メガバンク支店長。退職後、不動産投資に力を入れ、年間7000万円の不動産収入がある。初の著書『お金が貯まるのは、どっち!?』は45万部のベストセラーに。最新刊『金の卵を産むニワトリを持ちなさい』発売中。
井出進一税理士事務所代表。中学卒業と同時に海上自衛隊に入隊。20代の頃自衛隊を辞め、バンド活動、コンビニ店員を経て税理士へと転身した異例の経歴の持ち主。FP 2級資格あり。