[10]最新設備(機器)がありすぎる――「最新設備があるからいい病院」は、超危険思考! ちょっとした頭痛でもCT検査をするような病院は、設備投資の「元をとる」のが最優先。「念のために」と検査を勧められたら要注意。最新設備があるからいいのではなく、それを医者が十分に使いこなせるかが問題だ。

[11]土日、夜間も診療OK――土日や夜間も熱心に診療するから「いい病院、医者」とは限らない。熱心さの裏には必ず「動機」がある。とくに地方では政治家への立候補を視野に、人望・評判を高める狙いから患者サービスをすることも。動機もなく寝る間を惜しんで患者に尽くす人は、そういないと考えよう。

[12]WEBサイトがない(または、必要な情報が無記載)――病院の過当競争が激化する昨今、この情報化時代においてある程度の規模の病院でWEBサイトを開設していないのは論外。また、住所等の連絡先、診療時間などの「お仕着せ情報」しか掲載していない病院も信用できない。

[13]終末治療に力を入れてくれる――30兆円といわれる医療費の約30%が後期高齢者に使われている現在、病院経営は「老人医療費」で成り立っているも同然。死期直前の老人にあらゆる検査を繰り返し、投薬し続けるのは、売り上げ拡大行為だと知るべき。

 

[14]「領収書」を発行しない――現在はほぼないはずだが、診療報酬明細書付き領収書を発行しない病院は要注意。保険治療範囲では経営できないため不正請求を行っている可能性大。健康保険組合からの「医療費通知書」は必ず確認し、治療金額に不審な点があれば開示請求を。

 

[15]病院の壁にスローガンを掲示――病院の壁に大仰なスローガンが貼ってある病院は要注意。過去にその逆の行為をした可能性が高い。たとえば「逃げない、隠さない」なら「逃げた、隠した」証し、「謝礼お断り」なら「謝礼」は習慣化している可能性が高い。