なぜ、自分を褒める習慣で嫉妬が消えるか?
さて、ここでもうひとつ重要な視点は、理想の自分に向けて少しずつ行動し、少しずつ成長をしている自分を褒めてあげることです。そうでなければ、理想の自分に追いつかない自己嫌悪が芽生えるからです。
自己嫌悪感(自己否定)は嫉妬心よりもさらに堪え難いものです。この自己嫌悪感を消すには、自己肯定の思考習慣を持つことが重要です。
あるべき姿との比較で「できていない自分」が芽生えた時に自己嫌悪が生まれます。これが、理想の自分だけを見た時に陥る罠です。
常に、小さいステップでも着実に行動できている自分を認める、褒める思考習慣は、決して自分を甘やかすことではありません。さらに前に進むための原動力をつくり出すために必要なものです。
昨日よりできたこと、1週間前よりできたことを確認しながら、前に進むこと。自己肯定を積み重ねることも、自己評価を安定させるのに重要なことです。
▼思考習慣は意識し続けることで必ず変わる
私はそう思って、嫉妬心が芽生える時、目線を上げるためいつも使命と理想のビジョンを確認し、未来進行形の自分に追いつこうと行動習慣を考えます。
そして、ひとつずつ行動を起こしている自分を褒めてあげます。これができるかどうかは、性格の問題ではなく、思考習慣です。
繰り返しになりますが、嫉妬とは、自己評価が不安定になっている状態です。これを感じ続けることは正直、生産的ではないですし、自分の心にも良くない習慣です。他人に嫉妬している時間ではなく、自分を輝かせる習慣を頑張った方がよっぽど気持ちがいいものです。
理想の自分をつくって、そこに向けて走り出しませんか? そして、小さく前に進んでいる自分を自己肯定してみてください。その暁には、自分がイメージした未来以上の未来が待っているかもしれません。