【田原】ゲームはその後?
【國光】はい。ケータイ版フェイスブック上で遊べるものがほしいということで、ゲームをつくり始めたのが最初です。ただ、僕らのSNSは成長せず、プラットフォームをオープンにしていたミクシィやグリー、DeNAが急成長。僕らのゲームもそちらに乗せたほうが儲かるので、ゲーム開発にシフトしていきました。
【田原】ゲームは儲かるって、誰がお金をくれるのですか。
【國光】初期につくっていたのはクイズゲームで、あいだに広告を挟んでいました。でも、いまは広告なしで、ユーザーは基本無料です。もうちょっと強いアイテムが欲しければ、100円払って買ってもらうというビジネスモデルです。
【田原】僕はゲームをやらないからよくわからないんだけど、國光さんがつくっているゲームとこれまでのテレビゲームは何が違うのですか。
【國光】従来のテレビゲームは1回数時間かかったりするので、忙しい平日にはやりづらい。一方、ケータイゲームは1回3~10分を目安につくられています。だから朝起きて少しとか、通勤通学の途中に軽く遊べます。その点が大きな違いです。
【田原】なるほど。遊ぶ人も、そのほうが楽しいのかな。
【國光】最近は動画もそうです。映画館に行って2時間座って映画を見るより、ユーチューブやニコ動で短いものを見たいときに見るというスタイルが好まれます。ゲームも、みんなカジュアルに遊びたいんです。