専門性をさらに高めていきたい

同期は現在、10人ほどが本社に配属され、ほかは大都市圏の営業部署などに配属されている。

同期の東大の大学院卒の社員は、本社で経営に関わる仕事をしているという。入社後4~5年は地方支社で営業をしながら、グローバル・チャレンジャーズ・プログラム(GCP)という、国際事業を担う人材の早期育成を目的とする制度にエントリーして選ばれた。

「たぶん、東大大学院卒だから認められたということではないように思います。本当に優秀な方なのです。地方支社にいるときに、社会人の大学院に通うために、東京に来たりしていたようです。経営に関する勉強を熱心にされて、あのようになられたように思います」

山添さんも、現在の部署で労働法などをあらためて学ぶことがあるという。

「法律用語を調べるとき、この言葉はどこかで聞いたことがあるな……、学生時代にもう少し勉強をしておけばよかったな、と思うことがあります(苦笑)」

今後も、管理部門での専門性を高めていくことを希望している。

「学歴は、その人が一度は獲得したものとして大切にしていいのでしょうけれど、会社では、現在、勤務している部署や職場で頑張ってくれる人を求めているのだと思います。それに応えることができる人が認められるようになっているのではないでしょうか。私もその思いを持ち、仕事に取り組んでいきたいと思います」

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