スマホの誘惑に負けない子どもを育てるために
わが家でもさまざまな試行錯誤をし、結局、「充電は子ども部屋(3F)でなく、食堂(1F)でする」というルールに落ち着きました。「深夜のスマホ」が防げます。
この春、三女がガラケーにしたのは、自分で考え苦しんで決めたことなので、それを見守りたいと思います。
ただそもそも、心配なんてしていません。別にスマートフォンもタブレットも、子どもたちは使おうと思えば、すぐ使えます。「ネイティブがうんぬん」なんて気にすることもありません。使う使わないを自分で決められる力の方が、100倍ダイジです。
(編集部注:前編で示した通り、スマホを含むメディアの利用を親が完全に禁止している子どもより、メディア接触時間が2時間未満の子のほうが学力が高い(2時間以上になると0時間の場合より低下する)のは、子ども自身に一定の「自制心」があるから)
なにより重要なのは、子ども自らが知識とともに自覚を持ち、合理的判断や自制心を発揮できるようにすることです。これらのお話、ぜひ子どもたちに伝えてあげてください。そして自分でどうするのか、考えさせてあげてください。
もちろん子どもが幼児の場合には、みなさん自身の判断で。与えるものはスマートフォンですか? それとも?
[参考資料]
『全国学力・学習状況調査 報告書 クロス集計』文部科学省(2013年度)
『Stanford marshmallow experiment』Wikipedia
『Children are more trusting than you think, proves 'marshmallow test' as under-fives are asked to wait for treats』MailOnline
「Tablets and smartphones may affect social and emotional development, scientists speculate」the guardian(2015.2.2)
子どもの発想力・自立心の鍛え方(2) 「ヒマ」をつくる~携帯電話やテレビをどう制限するか(DOL、2014.11.27)
今を生きるためのスマホ節食6ヵ条~プチネット断食のススメ[6] (DOL、2013.10.3)
『親と子の「伝える技術」』(実務教育出版)
『一瞬で大切なことを決める技術』(中経の文庫)
『お手伝い至上主義でいこう!』(プレジデント社)