会社になければ自治体で

自分に必要なオプション検診が判明したら、次はどこで受けるかが問題になる。

一般的な健康診断は検査項目が決まっていて、基本的にはがん検診などは含まれないが、会社によっては、基本コースのほかに様々なオプション検診を選択できるところもあるので、まずはこれを利用する。会社が費用を負担してくれることもあるので、リーズナブルだ。

会社がオプション検診を設けていない場合は、自治体が行うものを受けるのもいいだろう。その中に自分に必要なオプション検診がない場合や、日程が合わずに受診を逃してしまった場合は、人間ドックを利用するのも手だ。

人間ドックでは通常、基本コースにプラスアルファとしてオプション検診を申し込めるシステムとなっているが、施設によっては、オプション検診のみ、単独で受診可能なところもある。会社の健康診断で受けた項目と重ならないように気をつけながら、活用するといいだろう。

次に、どれくらいの頻度で受けるのが適しているかだ。オプション検診によっては、毎年受けたほうがいいものと、数年に1回受ければいいものがある。まずは上の
「頻度」を参考にしてみてほしい。これは、リスクがない人の場合で、過去の検診で問題が見つかったことがあるなど、リスクが高い人はこれよりもたくさん受けることになる。

「自分にとって必要性の高いオプション検診から始めて、今年は胃がん、来年は脳ドックというように毎年順繰りに受診していくと、時間的にも経済的にもあまり負担をかけずに必要なすべての検診を受けることが可能となります」(山門先生)

そうはいっても、人間ドックで受ける場合は、自費診療となる。決して安くはないが、「健康というのは財産。人間ドック、オプション検診というのは目に見えない財産への投資なのです」と山門先生は語る。

1日に缶コーヒー1本我慢して100円貯金すれば、1年で3万6500円。これで毎年1つのオプション検診が受けられる。

将来の健康寿命を延ばすための健康管理に、受けておきたい。

(向井 渉=撮影)
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