新たな試みに期待する声も

多様なワークスタイルを提供することのほかに、「ゆるい就職」が他の人材派遣・紹介サービスと異なるのは、参加者同士でライフスタイルについての価値観を話し合う「場」として、ワークショップやコミュニティを取り入れる点だ。従来の就職活動や就業形態を離れて週休4日の働き方を求める若者は世間ではまだ少数派であり、同じ悩みや疑問を持つ参加者同士が互いの考えを共有し、応援し合える環境が必要との考えからだ。

9月中旬からは、この説明会を経て参加表明した求職者を対象にワークショップを行う。週休4日で働くことの心構えと受け入れ企業に貢献するための働き方について話し合う予定。その後10月末から採用を希望する企業とのマッチングイベントを開催し、実際に就業するのは11月頃からになる見込み。

具体的な求人はこれからだが、IT企業やベンチャー企業を中心に幅広い企業が関心を示しているという。仕事内容はデスクワークが中心になりそうだ。「スキルや能力があれば週3日でも人材を採用したい企業や、若者からの応募が集まりにくい業界や中小企業にニーズがありそう」(ビースタイル)。

参加者に話を聞いた。IT企業の人事部門で働く女性(24歳)は、「起業を考えている。仕事が軌道に乗るまでの生活費を稼ぐ手段としてこのサービスを利用できるのではと思った。この後のワークショップや紹介サービスもぜひ受けたい」と話す。

都内の大学に通う4年生の男性(21歳)は、「音楽制作をやっていきたいので、現在就職活動はしていない。週休4日の働き方に興味を持った」と参加の理由を話す。また、若新氏がこのプロジェクトを「実験的なもの」と捉え、「やってみなければ分からないが、仕事と生活の新しいバランスを模索する場にしたい」と話したことについて、「失敗するかもしれないが、それでも構わない。楽しみながら前向きに参加したい」と期待を寄せた。

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