明治ブルガリアヨーグルトLB81
誕生から40年のロングセラー。日本のヨーグルトの定番。整腸作用のあるLB81乳酸菌を使用。

また機能性ヨーグルトは今後、さらに私たちの健康志向に刺さる商品として進化していくだろう。その一例を挙げよう。

明治はフランス・パスツール研究所との共同研究によって、LB81乳酸菌が腸管内に分布する免疫細胞に働きかけ、老化を防ぐとともに、腸の炎症を抑え、腸管バリア機能(細菌やウイルス、腸内の悪玉菌が産生する有害物質などを防ぐ腸のガード機能)も向上させることを確認したという。研究が進めばさまざまな疾病を予防し、全身のアンチエイジング効果に寄与するヨーグルトが生まれそうだ。

森永乳業は東京医療保健大学の下田妙子教授と共同で、糖尿病患者を中心に、BMIが高めの人にビフィズス菌B-3含有食品を摂取させて体重や体脂肪、血液指標に及ぼす影響について調べた。その結果、体脂肪量の減少などが認められたという。B-3を使用したメタボに効く機能性ヨーグルトの「商品化は未定」というが、いずれこのような商品が各社から発売され、第4次ヨーグルトブームが起こるだろう。

順天堂大学医学部の奥村康特任教授は、「ヨーグルトを毎日食べれば必ず免疫力は上がる。インフルエンザなど、ワクチンを打つより効果的に予防できますよ」と断言する。

読者諸氏もメタボや花粉症など、気になる症状に合わせて機能性ヨーグルトを「指名買い」してみてはいかがだろうか。

(澁谷高晴=撮影)
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