メンタルをいい状態に維持するためには、可能な限り自分が「やりたいこと」をする機会を増やしていくことが必要です。とはいっても、仕事においては「やりたいこと」ばかりできるわけではありません。毎日やるべきタスクに追われるなかで、どうすれば人生の時間を充実させていけるのでしょうか。何歳になっても人生をあきらめずに、前向きに過ごしていくための方法を紹介します。

「やりたくないこと」のなかに意味を見出す

どんな仕事も、能力を磨き、結果を出していくためには、継続して努力することが欠かせません。しかし、自分があまり「やりたくないこと」を頑張らなければならないとき、途端に苦しさや虚しさを感じてしまいます。確かに、仕事においてはやりたくないことでもやらなければならない場面がたくさんあり、それらからただ逃げていると、いずれ社内のライバルや他社との競争に敗れることは明白です。

そこで、もし仕事でやりたくないことがあるときは、そのやりたくないことのなかに自分で意味をつくったり、意義を見出したりすることをおすすめします。ビジネスパーソンなら、「仕事はやりたいことばかりやれるわけではない」という理屈は知っているはずですから、逆に「やりたくないことをどれだけ楽しめるか」に挑戦するのはとてもいいアプローチになります。

(構成=岩川悟、辻本圭介 図版作成=木村友彦 撮影=川しまゆうこ)