ビジネスでは意見の相違からしばしば緊張感が高まります。異なる意見の相手と、どのように関係を築くべきか――。後藤会長は学生時代に打ち込んだラグビーの精神が経営にも生きていると言います。(2024年1月22日レター)

私は、ものごとをすすめる時にフェアであることにこだわってきました。それは、ラグビーで自然に身についたものです。東大ラグビー部の監督から、「フェアプレイをしろ。汚いことはするな。小細工をするな」と厳しく言われていました。

ラグビーでは、試合の最中には全身全霊でぶつかりあいますが、終わればノーサイドです。肩を叩き合ってお互いの健闘を称え合います。ラグビーから学んだフェアプレイ精神は、経営にも生きています。

(構成=今井道子)