トランプ政権、地政学リスク、中国人の日本移住…激動する世界情勢を展望すれば、日本が大復活するチャンスが見えてくる。

2024年、ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に返り咲きました。選挙戦を通じて掲げ続けた「MAGA」(Make America Great Again)のスローガンは、アメリカ国民の不満と怒り、そして願望を象徴しています。

一見、彼のやり方は無茶苦茶です。でも、その背景には「疲弊したアメリカ」国民の本心が隠れています。トランプ大統領が民意を動かしているというより、“民意”がトランプ大統領を生み、彼の行動を促している。そう見なすほうが正しいでしょう。

では、アメリカ国民の“民意”とは何か。それは一口で言えば「国際秩序のリーダー・ポジションからの離脱」です。第二次大戦後の荒廃した世界に、新秩序と経済的繁栄をもたらしてきたと自負するアメリカですが、気づけば国内産業は空洞化し、膨大な貧困層が生まれていた。自動車産業は日本や韓国に奪われ、テック企業やエンターテインメント業界でも外国人が活躍。肝心のアメリカ労働者がないがしろにされている……。事実はどうあれ、これがアメリカ中間層以下の白人労働者たちの“本音”だからです。

(構成=三浦愛美 写真=時事通信フォト)
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