米連邦政府のシステムはもはや現実に合わない

米国を代表する国際情勢ストラテジストといえば、この人、ジョージ・フリードマン氏だ。

同氏は1996年、のちに「影のCIA(米中央情報局)」と呼ばれるようになった米インテリジェンス企業「ストラトフォー」を創業(2020年、同業他社が買収)。現在は、米テキサス州に本拠を置くバーチャル・シンクタンク「ジオポリティカル・フューチャーズ」の創業者・会長として、世界情勢の分析に辣腕らつわんを振るう。

夜の米国議会議事堂
写真=iStock.com/Itza Villavicencio Urbieta
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そして、特筆すべきは、フリードマン氏の先見の明だ。同氏は、原著が5年前に刊行された『2020-2030 アメリカ大分断:危機の地政学』(濱野大道・訳、早川書房)のなかで、米連邦政府改革が25年頃から始まる可能性を予見していた。