決して安い買い物ではないから、クルマ選びは難しい。この先10年を見据えたとき、どんなクルマを購入をすればよいのか。スペシャリストたちに教えてもらった――。

今よりもクルマが安くなることはない

【フェル】10年先のクルマはどのように進化すると思いますか。

フェルディナント・ヤマグチ氏
フェルディナント・ヤマグチ
コラムニスト。1985年大学を卒業。半導体・電子部品関連企業に勤めるかたわら、コラムニストとして活躍中。ダイヤモンド・オンラインにて「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」連載中。『英語だけではダメなのよ。』(日経BP)ほか、著書多数。

【清水】端的にいうとクルマの電脳化と電動化だよね。それまでもセミオートマチックをやるために半導体やソフトウエアを使ったりしていたけど、これからはもっとドラスティックに自動運転的なものまで入ってくる。そうなると産業構造が変わるくらいインパクトがあって、自動車産業は100年に一度の大改革が起きているといっていい。

2016年に、パリサロン(パリモーターショー)で、独・ダイムラーのディーター・ツェッチェCEO(当時)が「CASE」というコンセプトを持ち出したでしょう。コネクト(Connected)、自動運転(Autonomous)、シェアリング(Shared)、エレクトリック(Electric)という意味だけど、ICE(インターナル・コンバッション・エンジン)やハイブリッドなど、日本の自動車メーカーはすでに個別にはやっていて、「何をいまさら」っていう感じで聞いていたと思う。