そもそも「イケズ」とはどんな振る舞いなのか?

だからこそいまもってホンマモンのイケズが存在するなら、その個別体験を目の当たりにするなり、のぞき見したいとまで思っている。

もっといえば、ワタクシは根が性悪ゆえ、「京都人にこうしたら向こうから存分にイケズを味わわせてくれる」という必殺イケズ仕掛け人になってもいいと思ったりするのだが、あるいはもしかするとイケズされているのに、そのことに気づかずに生きてきたかもしれない。

が、それほどまでに京都のイケズがわかりにくいなら、人畜無害すぎてイケズとはなんぞやと問いたくなる。京都出身で『イケズの構造』(新潮社)を著した入江敦彦いりえあつひこ氏はイケズの例をこう述べている。