「やぶさかでない」は積極的? 消極的?

穿うがった見方」

 物事の本質をとらえる
 疑ってかかる

「雨だれ石を穿つ」ということわざがあります。雨だれが長い間落ち続ければ、かたい石にも穴が開くことから、継続的努力の大切さを説くものです。このように、「穿つ」は元来するどく貫くという意味で、物事の核心の一点を巧みに突く観察力・表現力を表しましたが、今は変に深読みして勘ぐるニュアンスになっています。

〈point〉素直でない見方は「斜に構える」「ひねくれた」「シニカル」といいます。

「やぶさかでない」

 努力を惜しまない
 仕方なくする

やぶさか」は、ケチ(吝嗇りんしょく)なこと。それに打ち消しの表現をつけ、「手伝うのにやぶさかでない」といえば、「努力を惜しまず積極的に手伝う」ことでした。