熱中するものを見つける「マジック・クエスチョン」

熱中するものが見つからなかったら?

その時は、僕のこのマジック・クエスチョンに答えてほしい。

「来年死んでしまうとしたら、君は今何をしますか?」

すると、湧き上がるものがあるはずだ。僕はこの魔法の質問をしょっちゅう自分に投げかけている。そして、きちんと自分の夢中にまっすぐ歩めるように軌道修正しているのだ。

中山祐次郎『医者の父が息子に綴る 人生の扉をひらく鍵』(あさま社)
中山祐次郎『医者の父が息子に綴る 人生の扉をひらく鍵』(あさま社)

もしこのマジック・クエスチョンで何も思わなかったなら、次の質問がある。これらに答えてほしい。

「来年目が見えなくなってしまうとしたら、今年どこで何を見たい?」
「来年外に出かけられなくなってしまうとしたら、今年どこに行きたい?」
「来年何も食べられなくなるとしたら、何を食べたい?」
「来年誰にも会えなくなるとしたら、今年会っておきたい人は誰?」

答えから、君が本当に見たいものや行きたいところ、食べたいものや会いたい人がわかるはずだ。君はもしかしたらまだ考えたことがないかもしれないが、実は人間の死亡率は100%なのだ。これを書いている僕はいずれ死ぬ。そして読んでいる君もまた、必ずいつか死ぬのである。

この「人生の締め切り」が来る前に、やりたいことをやっておかねば。僕はそう思い、この本を書き始めたんだ。伝える前に死んでしまったら、何も伝えられないからね。

【関連記事】
「三菱商事"採用大学"ランキング」を見れば一目瞭然…学歴社会・日本で成功に必要な「出身大学の最低ライン」
ホリエモン「これをやらないやつはアホ」…申請すれば誰でも得をする「最強の節税術」の知られざる効果
「勉強しなさい‼」と命令するよりずっと効果的…現役東大生に聞いた「頭のいい子が育つ家庭」の常識
お金が貯まらない家のクローゼットには大抵コレがある…片付けのプロ証言「お金持ちの家には絶対ないもの」
「本当のお金持ち」はポルシェやフェラーリには乗っていない…FPが実際に目にした「富裕層のクルマ」の真実