――成人しても独立せずに、ずっと親元で暮らす子どもも多いようです。
子どもが家を出るXデーを家族で決めておくことです。大学を卒業したら、20歳を過ぎたら、いつでもいいと思います。この時期になったら家を出て、自立して一人で自分のお金で暮らしなさいというのを決めて、家族で共有しておくのです。幼少時代から親に言われ続けた子どもは、早い時期から経済的な視点や判断力がつくと思います。たとえ実家暮らしを続けるとしても、銀行の自動引き落とし(定額自動送金)で実家の家賃としてお金を払ってもらうのです。現金のやり取りを都度やっていく方法だと、いつのまにか支払いが滞る可能性があるからです。
――お金の教育次第でその後の人生が大きく変わりそうですね。
気前よくお年玉を与えるのもいいですが、そのお金をどう使うか、どうすればそれが増えるのか、この機会に一緒に考えてみましょう。2025年は豊かな一年となるよう、頑張りましょう!
菅井敏之(すがい・としゆき)/1960年、山形県生まれ。学習院大学卒業後に、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。東京と横浜で支店長を務め、25年間銀行マンとして働く。48歳で早期退職。現在は10棟のアパート経営で年間7000万円の不動産収入を得ている。また、人気講師として全国で講演やセミナーを行っている。現在は帝国ホテル内でお金に関する相談も受けている。著書に『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)など。
お金の専門家・菅井敏之公式サイト「お金が貯まるのは、どっち!?」
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当記事は「AERA dot.」からの転載記事です。AERA dot.は『AERA』『週刊朝日』に掲載された話題を、分かりやすくまとめた記事をメインコンテンツにしています。元記事はこちら