2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。マネー・投資部門の第3位は――。
▼第1位 行った時点で「情弱」「負け組」が確定する…ホリエモンが「絶対行くな」という場所、「絶対買うな」という商品
▼第2位 ホリエモン「オルカンを買うよりもずっといい」…上場企業4000社から"優良銘柄"を見抜くシンプルな方法
▼第3位 新NISAよりもはるかに効率的…FPが「こんなに有利なものは他にない」と断言する金融商品の名前
▼第4位 「少子化はむしろ好都合」エミン・ユルマズ断言「人口減の日本は経済成長を遂げ、中国インドが没落する」
▼第5位 亡くなる直前に山崎元さんが40代独身の漫画家に教えた「絶対買ってはいけない金融商品の種類」
※本稿は、長尾義弘『投資ゼロで老後資金をつくる』(青春出版社)の一部を再編集したものです。
老後資金の運用ではなく、本当にすべきこと
定年までにしっかり貯めて、それを老後の生活費として取り崩していく。これがいままでの老後資金の常識でした。
ところが、その常識では、長生きすると資金が尽きてしまいます。そのため、2000万円では足りない、もっと貯めろといった記事が大半でした。
老後資金を取り崩しているのですから、何も対策をしなければ、資金が尽きるのは早くなります。資金が尽きると借金もできませんので、生活費を抑えて年金だけで生活をすることになります。
老後資金を運用することによって、資金寿命を延ばすことはできます。
しかし、老後資金は、大きなリスクを取って運用するわけにはいきません。現役時代ならある程度のリスク覚悟で運用しても、働いているので取り戻すことが可能です。
しかし、高齢者は年金以外になかなか収入を増やせません。運用で失敗して資産を減らしてしまったら、取り返すことは難しいのです。
そうなるとリスクが小さいもので安全に投資することになりますから、目標は2~4%です。
年2~4%で運用したとしても、資金寿命を延ばせるのはほんの数年です。もっと資金寿命を延ばすには、取り崩す額を減らすしかありません。