れんこんの皮はむかなくてOK
症状:老化
誰もが老化現象から逃れることはできませんが、「日々、何を食べるか」で加速を食い止めることはできるでしょう。老化の原因を取り除く成分を含む野菜を食べて、若々しい肌と内臓を作っていきましょう。
れんこん
れんこんに多く含まれるタンニンとビタミンCは、ともに強力な抗酸化物資です。体内では絶えず活性酸素が発生しており、これが肌のシワやシミなど見た目の老化を進める一大要因となります。この活性酸素を除去する抗酸化物質は、老化の進行を抑え、肌のシワやシミを予防、改善する助けに。また、ビタミンCは肌の潤いやハリ・ツヤの元であるコラーゲンの生成に欠かせないという点でも、見た目の若々しさに寄与します。タンニンは特にれんこんの皮に多く含まれているので、皮はむかずに料理しましょう。
なす
なすに多く含まれる「ナスニン」「クロロゲン酸」も強力な抗酸化物質。紫色の色素をもつアントシアニンの一種、ナスニンには、老化の一因である炎症を抑える作用や、血管を保護し、血流を改善する作用があります。また、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には糖尿病につながる血糖値の急上昇を抑える作用や、脂肪の分解を促進する作用があります。つまりなすは、肌の若さにも内臓の若さにも役立つと言えるのです。
ビタミンC摂取のために「葉」も食べよう
かぶ
かぶにはビタミンCと「グルコシノレート」という物質が多く含まれています。ともに強力な抗酸化物質としてアンチエイジングの助けになります。また、グルコシノレートは体内で「イソチオシアネート」に変化。イソチオシアネートには、肝臓の解毒酵素を活性化して体内の有毒物質の排出を助けることで老化を抑える作用、さらには老化の一因である慢性炎症を抑える作用があります。ビタミンCは特にかぶの葉に多く含まれています。
老化予防! おいしくて体にいい野菜料理
れんこん、かぶ、なすのカレー
極力栄養を損ねないために、手早くスパイスで炒めて水を加え、軽く煮込んだら完成。カレースパイスに含まれるウコンは、細胞の健康を保つ「オートファジー」を促進するので、野菜のアンチエイジング効果を増強できます。
かぶとなすの味噌炒め
老化抑制に役立つなすとかぶを一緒に油で炒め、甘辛い味噌ベースのたれで仕上げます。