「動いている紙」と「動いていない紙」にも分ける

図表1に主な「金目の紙」の具体例を書いていますが、「金目の紙」なのか「金目の紙でないのか」の見極めはなかなか難しいもの。「金目の紙」をピックアップするときは、とりあえず怪しいものは集めて中をちゃんと確認してから、判断するようにしましょう。何の紙なのかわからないときは、書かれている問い合わせ先に電話などで確認することも必要です。

本当に必要な「金目の紙」なのか、それとも不要な紙なのかは、集めた後に落ち着いて分類するようにしましょう。

集めてきた「金目の紙」は、二つに大別されます。

・動いている紙
・動いていない紙

例えば、通帳や株主優待の紙などは、日常的に、あるいは近年中に使う予定がある「動いている紙」です。家のどこかに大事に眠らせておけばいいわけではなく、出し入れしやすいように管理する必要があるので、ホームファイリングをします。

一方、不動産を買ったときの紙などは、今すぐ使うわけではないので「動いていない紙」です。なくさないように、枕棚などに大事に保管しておきましょう。

【図表1】動いている「金目の紙」
【図表2】動いていない「金目の紙」