「飲み会から1週間以内」が勝負どころ
飲み会は結果につなげるためのステップではあるものの、飲み会から2カ月、3カ月経ってもなんの結果も出ないのでは困ります。契約してもらうことを目的にした飲み会であれば、飲み会後にできるだけ早くクロージングに持ち込むのが理想です。
飲み会で相手にいい印象を残すことができても、その記憶はそれほど長くはもちません。数週間もすれば、「そんな飲み会があったな」と記憶が風化していきます。
したがって、飲み会後は短期決着を目指すのが原則。こちらにとって好ましい記憶や流れがあるうちに契約に持ち込むのです。「飲み会から1週間以内」が勝負どころでしょう。
したがって、クロージングを意識して飲み会のスケジュールを設定することも重要。お客様の予算が決まる時期やプレゼン、コンペの日などから逆算して、あまり遠くない時期に飲み会をする、といった戦略を立てれば短期決着も可能になります。
本当の〆はスイーツでもお茶漬けでもない
飲み会を仕事の結果につなげる人は、飲み会の「終わり方」が違います。
酒が入ると酔いも手伝って、後半になればなるほどグダグダになったりしますが、そのまま「楽しかったね」で終わらせてはいけません。
結果を出す人は、飲み会をお開きにする前に、必ず「次につながるアクションの確認」を行います。
「○○さん、それでは来週、もう1回アポイントを入れさせていただきますので、例の件、ご検討をお願いします」
「本日、話題に上がった件は、あらためて御社に伺って提案させていただきます」
こうして今後の仕事の流れを確認し、一度緩んだ場の空気を引き締めることによって、飲み会の目的を相手に再認識してもらえます。
結果を出す人にとって、本当の〆はスイーツでもお茶漬けでもありません。結果につながるアクションなのです。