盛り上がらなくても2次会には誘う
飲み会のあと、盛り上がり具合や相手との関係性によっては、「2次会に行こう」と誘われることがあります。
特に、こちらが接待する立場であれば、終電がなくなるなどの事情がなければ相手からの誘いに応じるのが基本的な対応でしょう。お願いごとをするほうが「早く切り上げよう」とするのは、やはりおかしいですよね。
相手が2次会を切り出してこない場合でも、お酒が飲み足りないようであれば、こちらから「もし飲み足りないようでしたら、もう1軒いかがですか?」と2次会に誘う気遣いも必要です。飲み会の最後までグラスのお酒を残していないようであれば、飲み足りていない可能性があります。
残念ながら飲み会が盛り上がらず、2次会に行く雰囲気ではない場合でも「もう1軒行きますか?」と誘うのも、場合によっては「あり」です。断られるのが目に見えていても、「相手を主役として立てている」というメッセージは伝わります。
脈がないときはデザートを早めに出せ!
ときには、飲み会の途中で「これは脈がないな」とわかってしまうときがあります。どんなに相手の背景を探って準備をしても、「そもそも出してくれる予算を持っていなかった」という場合です。
そんなときは、ズルズルと飲み会を引き延ばさずに、最後の料理まで食べたらお開きにするのがスマートです。
ビジネスにならないことがわかっているのに、相手がなかなか帰りたがらずに、お酒を調子よく飲み続けるようなケースもあります。
そんなときは、トイレに行くついでに電車の時刻を調べて「○○さん、ご自宅は××でしたよね。ちょうどいい快速が23:20発なので、そろそろ出られたほうがよくないですか?」と帰宅を促せば嫌味にならず、むしろ気の利く人という印象のままお別れすることができます。
上級者のワザとしては、お店の人に頼んで、デザートを早めに持ってきてもらうという方法もあります。デザートまで出てくれば、自然と「そろそろ終わりかな」というムードになります。