深く意識を向けず、さらっと流してしまうのがベスト
だからといって「思い出してはいけない」と力む必要はありません。
忘れようとすればするほど、強くイメージしてしまうからです。
たとえば「ペンギンについて考えてはいけない」と言われたらどうでしょう。
それを考えないために、いったんはペンギンを思い出してしまうはずです。
要するに、「思い出さないように」と躍起になるのは逆効果ということです。
自然と流れていくまで、そっと放置しておきましょう。
大切なのは、気にしてしまった自分を責めないことです。
「また思い出してしまった、引きずってしまう私はダメだな」
そうやって自分にバツをつけると、より気持ちが落ち込んでしまいます。
「また思い出してしまった、でも大丈夫、そのうち消える」
このように、深く意識を向けず、さらっと流してしまうのがベストでしょう。
うまくできなかったことを反省するのは大事です。
ですが、後悔する必要はありません。反省とは未来に活かすためのものであって、過去を悔やむためのものではないのです。
「1回振り返ればもう十分」と、反省タイムは短く終わらせるようにしましょう。必要以上に反すうしなければ、いつの間にか気持ちが切り替わっていることに気づくはずです。
つい気にしてしまう自分を、責めなくていい