※本稿は、原田純、熊本美加、スドウユイ、(監修)関口由紀『愛されるペニス サイズ神話のウソ・ホント』(径書房)の一部を再編集したものです。
152人の男性から得られた衝撃的な回答
本書の企画をスタートさせた段階で、私たち径書房編集部はペニスの偏差値を測った男性たちにアンケート調査を実施しました。期間は2020年12月19日~2021年8月24日で、152名からの回答が得られました。ご協力いただいたみなさま、大変ありがとうございました。
これから、そのアンケートの結果を紹介していきますが、これはあくまでもウェブ上でのアンケート調査ですので、研究で使えるようなエビデンスが高いデータではありません。
とはいえ、アンケート結果は、偏差値を測った勇気ある漢たちのリアルな想いを垣間見られる、とても興味深いものです。
回答者の内訳は、かつて公開されていた「ペニス偏差値チェッカー」がSNSで話題になったこともあり、20代が31%、10代が20%で半数を占め、30~50代はそれぞれ約15%、60代以上は4%に留まりました。属性は会社員が43%、学生が32%。あとは自営業・自由業・公務員などでした。
ペニス偏差値チェッカーは、自分で計測したペニスの「長さ」と「太さ」の数値を入力して計算ボタンを押すと、偏差値がすぐに表示されるという仕組みです。算出される偏差値は、全世界の男性のエビデンスに基づいたペニスのサイズの平均と標準偏差をもとに計算された、信頼性の高いものです。
勃起時の長さは、世界平均より2cmも長い
さてさて、みなさんの偏差値はどうだったのか。今回のアンケートの集計を発表しましょう。
【表1】は「通常時の偏差値(長さ・太さ)を記入してください。」という質問に寄せられた回答です。
【表2】は「勃起時の偏差値(長さ・太さ)を記入してください。」という質問に寄せられた回答です。
ロンドン大学の研究では、世界の平均値をセンチメートルで出しているので、比較するために、編集部が偏差値から逆算して出したセンチのサイズを、表には掲載しました。今回のアンケートで出た平均値は、ロンドン大学の研究で示された平均値より、かなり長くて太いという結果になりました。特に勃起時の長さは、世界平均より2センチも長い! 偏差値の平均値は、プラス13と爆上がり!