身体の一部をゆるめると、他の筋肉も動いていく

全身には代表的な「つながり」が12本あり、各面から身体を支えています。

つながり上の筋肉を一部ゆるめると、その同じつながりに属する他の筋肉も動きやすくなります。

例えば、片方の足裏をテニスボールで1~2分ほぐした後に前屈してみると、足裏が「後ろのつながり」の一部であるため、ほぐした側が伸びやすくなります。ぜひ試してみてください。

ここで注意していただきたいのは、図表3のように身体は3次元的に動いているということです。

例えば、身体を反る動作では「前のつながり」が伸びますが、他のつながりも動かなければいけません。背面では「後ろのつながり」が縮み、同時に身体の中や側面も動きます。筋膜が固まると筋肉の伸び縮み両方に影響が出ます。

ケアをストレッチだけで考えるのではなく「筋肉を縮めること=使うこと」も重要です。