「正解のない答え」に悩み続けるのは時間のムダ

メールの悩み事は3種類に分けられる

メールの悩みをよく見ると、全て同じ種類ではないことに気づくと思います。実は、大きく以下の3種類に分けられるのです。

A:正解がある悩み
B:正解がない悩み
C:正解が時と場合によって異なる悩み

先ほどのリストに書かれていた12個の悩み事も、この3種類に分けて考えることができます。

A:正解がある悩み
→②③⑤⑨⑩

B:正解がない悩み
→④⑥⑧⑪

C:正解が時と場合によって異なる悩み
→①⑦⑫

それではこれから、この3種類それぞれの解決策を見ていきましょう。

A:正解がある悩み

当たり前ですが、誤字や脱字、メールアドレスや添付ファイルの容量の上限などには、絶対的な正解が存在します。そしてこれらは基本的に、自分で少し工夫をすれば解決できます。

例えば、過去に届いたメールからメールアドレスをコピーすれば、アドレスを間違えることはないでしょう。

初めて送るメールがちゃんと届くか不安ならば、まずは実際に送ってみましょう。

メールアドレスが間違っている場合や、添付ファイルの容量が大きすぎる場合は、エラーになって送れないだけです。

悩むくらいなら、エラーになってから次を考えても遅くはありません。

B・C:正解がない/時と場合によって異なる悩み

一方で「内容や感じ方」など、正解が相手に左右される場合も存在します。相手が「それをよし」とすれば正解だし、そうでなければ不正解です。メールを送るまで、答えが分からないケースです。

こんな正解のない答えに悩み続けていても、あなたが疲れるだけですし、時間がもったいないです。そのため、悩む前に行動して、自分で答えを見つけにいくしかないのです。

正直、このケースの解決法は、経験を積むしかありません。数をこなすうちに、勘所がつかめてきます。最初は修行だと思って、少し頑張ってみてください。

意味のあることに時間をかける

「①が正解か……やっぱり②が正解か」といった堂々巡りは、「悩む」という行為です。これは物事が何も進展していないので、時間の無駄と言えるでしょう。

「~だから、①が正解だ」というように、自分の頭で理論立てて結論を出すことは、「考える」という行為です。これは次の行動に移ることができるので、意味のある時間だと言えるでしょう。

ずるい人は、何に時間を使えばいいのかを知っているのです。

POINT
1.悩みの種類を知る
2.無駄に悩まず、考えることに時間を使う
3.判断力を上げるには、経験あるのみ