「無限のカスタマイズで楽しめる店」として成功
絞り込んだ最適提案を行うか、無数の選択肢を用意して個人のルール・好みで自由に絞り込んでもらうサービスを提供するか、「逆U字」のどちらかに振り切った戦略を取ることが、現代の商品・サービス、店・空間などのビジネス設計には有効となる。
それは、カレー店で極端に言えば、「メニューが1つしかない店」か、「無限のカスタマイズで楽しませる店」か、どちらかに振り切ることが望ましい、ということだ。もちろん、ココイチは後者になることで成功を収めており、たくさんの選択肢から自分なりの選び方を楽しめる組み合わせ自在さは、まさに現代の消費者ニーズを的確に満たしてくれるサービスと言える。