「1種類だけ」がNG。全体を少しずつ減らすのが賢い

BMIの数値が25以上の人は、食事の量を減らすべきだと先に述べました。

その減らし方も、糖質制限だとか、肉を避けるといったように「何か一つだけ、栄養素を減らす」というやり方ではなく、全体的にバランスよく食べながら、全体の量を少し抑えることがポイントです。

高田明和『20歳若返る習慣』(三笠書房)
高田明和『20歳若返る習慣』(三笠書房)

昔から「腹八分目に病なし」といわれますが、若々しい外見を保っている人の多くは、たいていはその鉄則を守っているものです。

何ごとも、極端なのはいけません。何か一つだけを減らすのではなくて、全体的にちょっとだけ減らせば、いい塩梅になるのです。

そしてBMIの数値が25以下の方であれば、栄養素のバランスを見直してみることが必要です。

BMI数値が低いのに糖質をあまりとらないようであれば、毎日の食事のなかで、米やいもなどの炭水化物をきちんと摂取するようにしたいものです。ご飯だと、一日に2杯分くらいは必要です。

なお、妊婦、子ども、スポーツをしている人は、食事量を減らすべきではありません。また医師からカロリー摂取を指示されている人は、かかりつけ医に従ってください。

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