ユニクロがあるのにg.u.を出店する理由
g.u.の1号店の開店セレモニーに臨む柳井正・ファーストリテイリング会長兼社長(中央左)。2009年現在、全国に72店舗を展開する。
カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、今期も絶好調だ。2009年8月期の連結業績予想は過去最高の営業利益を見込み、売上高も従来予想を上回る。牽引役の一つが、低価格ブランド「g.u.(ジーユー)」である。
「g.u.」は、市場最低価格を目指すという徹底した低価格路線が特徴。990円ジーンズや490円Tシャツなど、全アイテムの約80%は「ユニクロ」の半分以下の価格だという。2009年9月8日には、990円アイテムを200種類以上に拡充することも発表した。低価格を実現した生産や流通の仕組みも興味深いが、マーケティングの観点から注目したいのは、そもそもなぜ極端な低価格路線に踏み出したのかという理由だ。
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(構成=村上 敬)

