野菜と向き合う絶好のチャンス

背景のひとつとして考えられるのは、先が見えずに長引くコロナ禍です。

ひと頃の厳戒態勢はようやく緩んできたものの、巣ごもり生活を余儀なくされたり、外食を控えたりする中で、自宅で酒浸りになったり、野菜をあまり食べずにインスタント食品などに偏る食生活を続けたりした人も多いでしょう。そんな人は要注意です。

気づかぬうちに壊血病や脚気になりかかっている恐れがあります。

でも、コロナ禍は逆に好機でもあったのかもしれません。

一石英一郎『予防医学の名医が教える すごい野菜の話』(飛鳥新社)
一石英一郎『予防医学の名医が教える すごい野菜の話』(飛鳥新社)

家にいることを強いられるようなときこそ、野菜と向き合う絶好のチャンスなのです。

外食では野菜は摂りづらいのが現実ですが、「家メシ」なら、食材に何を使うかも、そのバランスも思いのままです。ぜひこの機会に、野菜を深く知り、それをおいしく食べる術を身につけましょう。それによって、思わぬ病気から逃れることもできるのです。

もちろん、積極的に野菜を食べれば免疫力も高まり、新型コロナウィルスにも感染しにくくなります。その意味でも、野菜と向き合うべきなのは今です。

これまで野菜が苦手だったという方も、野菜の重要性がよくわかり、野菜が大好きになっているはずです。

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