小池都知事は答弁を拒否
虚飾で塗り固められたカイロ大卒業伝説を崩す鍵。
それは、小池知事が声明文の存在を知っていたのか、公の場で質すことである、と確信しました。
私は2022年12月8日、都議会第4回定例会一般質問で、小池知事にこう問いました。
「卒業のエビデンスとなった声明文ですが、2020年6月9日に突然公表されました。
知事は、エジプト政府、カイロ大関係者らに作成依頼はされていませんよね? また、公表前に目にしたこともないですよね? 確認します」
結果、小池知事は答弁から逃げ出しました。
「答えなかったこと」「答えられなかったこと」が答えだった
通常なら、卒業を証明するのは本人であって他国に依頼するわけがありませんから、自信をもって「依頼などするわけがない!」と言えばよかったのですが、ダンマリを決め込んだのです。
つまり、「答えなかったこと」「答えられなかったこと」が答えだったのです。
知っていたとは口が腐ってもいえない。しかし、知らないとウッカリ答えて、後で証拠が出てきたら困る。だから答弁拒否をした――私の確信は揺るぎないものとなりました。
そしてとうとう、彼女が一番恐れたであろう証言が出てくる日を迎えたのです。