2022年5月に届いた「衝撃の手紙」の中身
その手紙はペンネームで届きました。
ほぼほぼ、今回の『文藝春秋』記事と重なる内容で「声明文」にかかる謎と疑惑を紐解くものでありました。
その中に、『文藝春秋』記事でも触れていた小池知事から、声明文作成に携わった人間に送付されたらしいメールの写しがありました。
2020年6月8日付
「明日の4時から郷原(上田注:郷原信郎弁護士)と黒木亮(上田注:作家。カイロ・アメリカン大学大学院を卒業された経験から、小池知事の学歴問題を指摘)が外国記者クラブで記者会見とのこと。その前に全部済ませます」
「明日の4時から郷原(上田注:郷原信郎弁護士)と黒木亮(上田注:作家。カイロ・アメリカン大学大学院を卒業された経験から、小池知事の学歴問題を指摘)が外国記者クラブで記者会見とのこと。その前に全部済ませます」
驚くことに、『文藝春秋』記事104ページ下段と同一文でありました。
勇気ある情報提供も寄せられていた
公職選挙法はもちろん、行政事情に精通されている郷原弁護士と、エジプト・カイロの大学事情を詳しく知る黒木氏の記者会見がよほどの脅威だったことが読み取れました。
その他いくつかの、匿名ではありながら勇気ある情報提供も寄せられていましたが、過去に堀江氏メール問題(註:2006年の第164回通常国会において、民主党所属の衆議院議員永田寿康氏が、ライブドア事件に絡んで堀江貴文氏と自民党幹事長・武部勤氏の間に不当な金銭の授受があったと追及した政治騒動。当時、粉飾決算事件の渦中にあった元ライブドア社長の堀江氏が、2005年の衆院選出馬に関連して武部にコンサルタントという名目で多額の金銭を送ったという内容であったが、疑惑の証拠とされた堀江氏によるものとされた電子メールが捏造であったことが判明し、永田は議員辞職し、民主党執行部が総退陣に追い込まれた事件)などもありましたから、安易な公表は避けて胸の内にとどめておりました。
もともとのんきな性分でありますが、これがあったからこそ、飄々と堂々と(笑)小池知事学歴問題追及を続けてこられたのかもしれません。