ヒーローになりきって答えてみる

◎インタビュー形式

自分が雑誌やテレビ番組などのインタビュー、またはスポーツのヒーローインタビューを受けているようなイメージで、自分に質問し、答えを口に出していきます(質問は脳内の声でOK)。

自分(口に出して言う):今日のプレゼン、うまくいったなぁ。
インタビュアー(脳内の声):いちばんのポイントは何ですか?
自分:いつもより丁寧に準備したから、ですかね。
インタビュアー:ほぉ、具体的にはどんな準備を?
自分:いつもパワーポイントでスライドを作るんですけど、今回はスライドに着手する前に、リサーチを十分にしました。ターゲットに近い人の声を聞きまくった感じです。
インタビュアー:なるほど、リサーチが大事なんですね。

スポーツ選手のヒーローインタビューや、経営者や成功者(とされている人)へのインタビューやドキュメント番組をイメージして、ヒーローになりきって答えてみましょう。

一人で思いつくままに話してみる

◎一人語り

テーマだけを決めて、それに対して一人で語ります。

さわらぎ寛子『言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方』(明日香出版社)
さわらぎ寛子『言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方』(明日香出版社)

私はこれを、音声配信でもやっています。

たとえば、「いい文章ってなんだろう」というテーマだけを決めて、一人で、あーでもない、こーでもないと語るのです。

話しているうちに、自分でも思わぬところに話が転がって行ったり、自分でもうまく言葉にできていなかったものが言葉にできたりしていきます。

いきなりスラスラ話せなくても大丈夫。

誰も聞かない前提で、一人で思いつくままに話してみましょう。

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