過去最多の56人が立候補した東京都知事選挙が7月7日に投開票日を迎える。フリージャーナリストの宮原健太さんは「当初は現職の小池氏と蓮舫氏による戦いが軸になると見られていたが、最新の情勢調査では石丸氏の急伸が報じられている。背景には旧来型の『保守vs.リベラル』とは別次元の対決軸があるのではないか」という――。
東京都知事選の掲示場に張り出された候補者のポスター(東京都中野区)
写真=時事通信フォト
東京都知事選の掲示場に張り出された候補者のポスター(東京都中野区)

都知事選の「構図」が変わってきた

7月7日に投開票される東京都知事選では、各候補が支持を広げるために舌戦を繰り広げている。

これまでは、現職の小池百合子氏と前参院議員で民進党代表などを歴任した蓮舫氏による戦いが軸になると見られていたが、選挙戦の中で戦いの構図が変わってきている。