大河ドラマ「光る君へ」(NHK)では中宮定子が髪を切ったとき、清少納言がすぐに戻って定子を慰めるために『枕草子』を書いたと描かれたが、清少納言はしばらく定子と離れていて、その間、ひきこもっていた家で書き始めたと見る説もある。『枕草子』をコミカライズ・解説した『新編 本日もいとをかし‼ 枕草子』から、『枕草子』誕生秘話を紹介する――。

※本稿は、小迎裕美子・清少納言著、赤間恵都子監修『新編 本日もいとをかし‼ 枕草子』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

道長のスパイと誤解され、里下がりしていた清少納言