何を勉強したらよいかを示すのは、教師の役割
英語や国語は言葉の勉強である。これらは、細かい方針がなくても、勉強を進めることができる。文章を書いて、それをChatGPTに直してもらうことを続けていけばよい。
そうであっても、学ぶべき本当に重要なことが何であるかは、教師が教えることだ。
ChatGPTを用いると興味が尽きないので、面白い小説を読むようにどんどん進んでしまうことがある。しかし、興味の赴くままに進んでよいというわけではない。方向づけを誤ってはならない。
とりわけ数学や理科がそうだ。これらは、理論の体系である。これらを学ぶには、どうしても教師が必要だ。社会科についても同じことがいえる。
こうしたことがあるので、どの教科においても、「何をどのように学ぶか」というカリキュラムは教師が作る必要がある。これは、ChatGPTが準備することもできるが、最終的には人間の教師が判断することが必要だ(*)。
*ただし、社会人の場合には、ChatGPTに学習のカリキュラムを作ってもらって、独学することが有効だ。
ChatGPTの使い方を教える必要
何の指針もなしにただChatGPTを与えられても、生徒や学生は、何をどうやって勉強したらよいのか分からず、途方にくれるだろう。だから、「ChatGPTをどう使うか? どのような質問をしたらよいのか?」ということを教える必要がある。
ある程度ChatGPTに慣れれば、使い方そのものをChatGPTに教えてもらうことができる。しかし、少なくとも最初の段階では、ChatGPTの使い方を教えるのは、人間の教師の役割だ。
どのように質問したらよいのかを教えることは、とりわけ重要だ。