他の大手カフェチェーンよりも「午前中の稼働率」が高い

万人に愛される味は、フードだけでなく、コーヒーでも一貫されている。各地の自社工場で焙煎・抽出されたコーヒーは、どの店でいつ誰が淹れても同じ味になる点、そして、一部の通向けや好き嫌いの分かれる味ではなく、誰もが安心して美味しく飲めるいつもの味にする点にこだわられている。

コメダの3つめの顔は、名古屋の喫茶文化を継承し続ける「ローカル店」だ。47都道府県のすべてに出店し、全国に1000店以上を展開する大手カフェチェーンになった現在でも、愛知県には最多となる200店以上が集中している。コメダは「名古屋の定番」を味わえるローカル店らしさを、全国に届けているお店であり、モーニングを目当てに集まるお客が多いため、他の大手カフェチェーンと比べて、午前中の稼働率が高い特徴を持つ。

このようにコメダは、特別な居心地の良さを提供してくれるカフェチェーンでもあり、安心の美味しさが味わえるコスパの高いファミレスでもあり、名古屋の喫茶文化を楽しめるローカル店でもある。この3つの顔を併せ持つことで、あるいは立地に応じて顔を使い分けることで、コメダは幅広いお客のニーズに応え、お客の期待を上回って驚きを提供できるお店として愛され、店舗網の急拡大を実現させているのである。

【参考文献】
※1 「スターバックス 店舗検索」参照。
※2 「ドトールグループ総店舗数」参照。
※3 Cocotame「なぜ全国区に? 『コメダ珈琲店』の50年の歴史を明かす」2018年9月28日
※4 東洋経済オンライン「コメダ珈琲、スタバとはまるで違う愛され方」2018年6月22日
※5 コメダホールディングス ウェブサイト(「グループ沿革」「グループ事業の概要」「“くつろぎ”の秘密」)
※6 日経ビジネス「コメダ上場、投資ファンド幹部が語る支援の内幕」2016年6月29日
※7 日経XTREND「コメダ珈琲、1000店舗目は新橋 クイズで分かる大増殖の道のり」2023年7月13日
※8 ITmediaビジネスONLiNE「「コメダ珈琲店」は略称だった 創業者の思いが詰まった正式名称とは?」2023年8月11日

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