本気でおすすめできる「朝に趣味をする」ことの効果

朝の目覚めスイッチを入れる本気コースの1つ目は、「朝にトレーニングする」です。

いきなりハードルを上げましたが、トレーニングといっても、日中に行う本格的なトレーニングでなくて十分です。たとえば「ラジオ体操第一・第二」がおすすめです。ラジオ体操は第一だけだと体操レベルですが、第二までするとトレーニングレベルになります。

ラジオ体操が苦手な方は、スクワットや腕立て伏せなど、一般的なトレーニングを10回3セットくらい行えば、十分に完全に目が覚めることができます。

次におすすめは「朝ごはんをしっかり食べる」です。朝に体内時計が入る一番の方法は太陽の光を浴びることですが、2番目にスイッチが入るのは「食事をして胃腸を動かす」ことです。

最後の本気の朝の目覚めは「朝に趣味をする」です。

これはかなりおすすめで、圧倒的に効果があります。朝がやって来るのが楽しくなったり、前日の夜の悪い習慣(アルコールやスマホ)が劇的に改善します。

人間は朝に楽しみがあると、夜のダラダラした時間が減ります。自分が本当に心からやりたいことを思いっきりやってみてください。

50代のうちに体力や運動機能を回復しておくことがマスト

50代になると、ほとんどの人が体のどこかに不調や痛みを抱えていて、スポーツを楽しめるレベルの体を維持している人はほんの一握りです。

ですから、ほとんどの50代は歩くこと以外の運動をしていません。これは一見悪いことのように思えますが、実はこの状態の方にとっては「少し運動をしただけ」で、睡眠圧が上がって爆睡できるようになります。

さまざまな実験で、今まで運動していなかった人が運動をするようになると、「体の機能」が劇的に改善することが分かっています。メンタルの抑うつ度もかなり回復します。

今までにないレベルで運動をすることで、体は若返り、運動機能や体力が回復し、メンタル状態も改善するなど、いいことずくめです。運動後は、高まった睡眠圧によって「体が回復」「体が進化」して、好循環ループに入ります。

これからの社会は、65歳以上でも働くことがスタンダードになってくるので、50代のうちに体力や運動機能を回復しておくことがマストになってきます。

ぜひ、手軽な運動から始めて、質の高い睡眠と明るい未来を手に入れてください。