親が子どもに勉強を教えるメリットとデメリット

・メリットとデメリットを理解し、家庭に合った選択をする
・コツを押さえて効果的に教える

勉強が得意だった親御さんの場合、「子どもの勉強は自分が見る」という方針で、実際にすでにわが子の勉強を見ている方もいらっしゃるかもしれません。こうした親が子どもに勉強を教えることにはメリット、デメリットの両面があります。

親子という近い関係ならではの良いところと悪いところを把握して、各ご家庭の方針に合った選択ができるといいですね。まずは、親が子どもに勉強を教えるメリットからお伝えします。

メリット1 子どものペースに合わせられる

集団塾の一斉授業では、子どもの理解が追いつかないことがあります。体調不良や学校の移動教室などで授業を遅刻・欠席することもあるでしょう。遅れたぶんは自習で取り戻す必要がありますが、独学で理解するのは難しいものがあります。

わからないところは塾講師に聞こうとしても、講師も忙しいですから、いつでも時間を取って教えてもらえるとは限りません。その点、親が教えるのであれば、子どもが遅れたぶんをすぐにフォローできます。

算数の問題を解いている子どもの手元
写真=iStock.com/gyro
※写真はイメージです

子どもの精神状態をつぶさに知ることができる

メリット2 子どもの現状把握ができる

親が教えることで、わが子の得意単元・不得意単元を知ることができます。正解・不正解だけでなく、答えを出すまでのプロセスも見ることができるからです。こうしたことを把握していると、塾講師との面談でも、課題や今後の目標について具体的な話をすることができるようになります。

ノートの使い方や鉛筆の持ち方、イスに座る姿勢など、勉強の作法がきちんと身についているかどうかを確認できるのも良いところですね。

メリット3 子どものメンタル面をケアできる

中学受験では、学校の授業よりもずっとハイレベルな学習内容を扱います。そのうえで、長時間の勉強に耐えられる体力や、成績が思うように伸びない中でも自己肯定感を失わない精神力が求められる、過酷な世界です。受験の世界に足を踏み入れたばかりに、メンタルをやられてしまう子も少なくありません。

でも、親が子どもの勉強を見てあげられるのであれば、子どもが今どんな精神状態にあるかをつぶさに知ることができます。

日々子どもの勉強に寄り添っていれば、子どもの元気がないときや様子がおかしいときに気づくことができるでしょう。子どもがつぶれてしまう前に危険信号を察知して、受験勉強の軌道修正、方向転換をすることができるのは大きなメリットのひとつです。

さて、ここまではメリットを伝えてきましたが、親が子どもに勉強を教えることは、良いことばかりではありません。次のようなデメリットもあります。