介護廃業

2017年11月。88歳の母親が風邪をひき、ひと月ほどショートステイに行けなくなった。そのため、山田さんがほとんどひと月母親につきっきりになり、衣料品の店は完全廃業に。

さらに介護による不眠や疲れから、日中、車での移動中、寝不足から気を失い、対向車線側の畑に突っ込んでしまう。幸い対向車が来なかったため、事故は免れたが、この出来事で山田さんは、「もう限界だ!」と妻に訴え、ケアマネジャーに相談することに。ケアマネジャーからグループホームを勧められた山田さんは、そのとき空いていたところに母親を入所させることにした。

ところが、費用が全く足らないことが判明。山田さんはすぐに兄に電話し、これまでの経緯と現在の状況を説明。兄に施設費用の6割ほどを負担してもらうよう要請すると、兄は快諾してくれた。(以下、後編へ)

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