「あるある」をいかに見つけられるか

今瀧健登『エモ消費 世代を超えたヒットの新ルール』(クロスメディア・パブリッシング)
今瀧健登『エモ消費 世代を超えたヒットの新ルール』(クロスメディア・パブリッシング)

もっと日常的なことで言えば、「子供の頃に行った○○」です。僕の場合、子供の頃親に連れられてIKEAに行っても面白くありませんでした。それが大人になってから行ったら、とても楽しい空間でした。

「このソファーいいな」「スリッパも売ってる」「え、食器まで売ってるの? 必要なもの全部揃うじゃん」。そうして「昔来たときには気付かなかった」「あのときは面倒だったな」と思い出すことが、エモに繋がっていきます。

簡単に言えば、エモシチュエーションは「あるある」です、みんなが経験する領域を大枠に考えて、それに商品をひも付けるやり方が発想しやすいでしょう。

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