(1)「報酬依存系」は「上から認められ褒められたい」タイプ。組織を階層化し、努力次第で階段を上っていけるシステムをつくりあげるのが効果的となる。
(2)「固執系」はオタク系完璧主義者タイプ。狭く深いジャンルを極める欲求が強い。個別分野での業績評価が有効だ。
(3)「損害回避系」は、危険を避け安定を求めるリスクヘッジタイプ。終身雇用など生涯の安定を保証することが大切になる。
(4)「新奇探索系」は、組織よりは個人として仕事を追求したいタイプ。新しい分野を開拓したら表彰するシステムを用意するといいだろう。
ドーパミンは「差」から生じる。過去と現在、あるいは他人と自分を比べて、よりよい「差」を感じると人は「やる気」を抱く。今後は気質の見極めも含めて、従業員がやる気を感じるシステムを上手につくれた企業が生き残っていくだろう。
(構成=三浦愛美)