休日の朝にメールチェックをすれば楽になる

おそらくオフの日につながらなくても、「明日の朝、ものすごい数のメールがたまってそう」「すぐにレスしなければならないメールが来ていたらどうしよう」というように、休み明けのメール蓄積とその処理に対する予期不安で、スッキリしない休日になってしまう気がします。

このようにメール対応が仕事の主要な業務になっているという人に対しては、以前ならばわたしは「休日はオンとオフをはっきりさせたほうがいいから、メールはしないほうがいいよ」とすすめていました。あるいは、外国のように、週末だけ「今はつながらないので、月曜以降にお返事します」といった自動返信を設定することもすすめていました。

もちろん、この方法のほうがしっくりくる人もいます。しかし最近では、たとえば休日の朝にメールチェックして、不要なメールは削除したり、簡単に返信しておいたほうがいいメールには返信してメールボックスをスッキリさせて、それから休日を楽しむというやり方も悪くないと思うようになりました。

メールボックスをスッキリさせれば、気持ちも少しスッキリして休日を過ごせます。小さな達成感も得ることができ、休み明けのメール蓄積恐怖も、軽くすることができます。休日にもかかわらずメールが届きすぎるという人は、たとえばネットショッピングのメールマガジンの登録を解除するなど、不要不急の定期メールを整理することをおすすめします。

週末にメールが届くのは自業自得の場合も

こういったジャンクメールも、脳に余計な負荷をかけます。解除したくないならば、メールの自動振り分け設定で、アーカイブに入るようにするなど、受信ボックスをきれいにしておく工夫が大切です。

メーリング リストの連絡先にメール通信接続電話のグローバル文字概念
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また、週末にメールがたくさん届くのは、あなた自身に問題があるかもしれません。重要な依頼や相談ごとを、金曜日の夕方にメールするのは、あなたにとっては大切なことなのでしょうが、相手にとっては迷惑な話です。タイミングを選ばずメールをしていると、相手もそのようなタイミングで返信、あるいは質問をしてくるようになってきます。緊急時はやむを得ないでしょうが、メールのタイミングというのは、かなり相手の心証に響きます。

重要な相談ごとは、ぜひ週の前半・中盤でしておくように努めましょう。

・休むヒント
休日の朝のメールチェックで、むしろスッキリした気分で休めることもあります。