豊かな人間関係をつくる4つの行為

自分自身の心を育てるためには、「四摂法ししょうぼう」を心がけてみてください。四摂法とは、もちつもたれつ、豊かな人間関係をつくるために役立つ4つの行為を指します。

大愚元勝『思いを手放すことば』(KADOKAWA)
大愚元勝『思いを手放すことば』(KADOKAWA)

「布施」は他人に与えること、「愛語あいご」は人を幸せにするやさしい言葉、「利行りぎょう」は相手を思いやって動くこと、「同事どうじ」は相手の立場でものを考えること。どれも、信頼関係づくりのベースになるものです。

四摂法の積み重ねはよい仕事につながり、周囲との信頼関係も生まれます。そして心をていねいに育てていけば、自然と求められる人になっていくことでしょう。

人間と動物の能力のいちばんの違いは、人間にはすぐれた記憶力や想像力が備わっていることです。せっかくの能力を、過去を悔やんだり未来を憂えたりするために使うなんて、もったいないと思いませんか? それより、過去の経験から学びましょう。これからつくっていくよりよい未来を想像しましょう。

心配しているくらいなら、まず行動を

契約社員やフリーランスであることは、年金受給額から見ればネガティブな要素かもしれません。でも、ポジティブな面にも目を向けてください。正社員より自由度が高く、副業だってしやすいのではないでしょうか? フリーランスだったら、自分の裁量で仕事の範囲を広げたり方向性をかえたりすることもできますよね?

自分のもっている畑が狭いなら、使い方を工夫すればいいんです。作物の種類をかえてみてもいいし、二毛作に挑戦したっていい。必要なのは、動いてみることです。

「ああ、心配だ」なんて言いながら、こたつでみかんを食べていたのでは、現実は何もかわりません。まずはこたつから出て、心を育てる活動を始めてみてください。

周りから求められる人、求められる働き方って?
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