絵文字禁止は、オフィスで「笑顔禁止」と同じ

①絵文字はオジさんから

相手の承認欲求を刺激して感情豊かにコミュニケーションするために「絵文字」の活用をオススメします。

ただ、ビジネスシーンでフランクなコミュニケーションを取るのは簡単ではないかもしれません。だから、チャットコミュニケーションを導入する時には、会社の文化も一緒に変えてしまいましょう。

「仕事なのだからちゃんとした言葉づかいをしなさい!」と過去に言われた方もいるでしょう。

もしくは、「絵文字を使うと真剣じゃないように見える」とか、「絵文字を使うなんて恥ずかしい」と感じる人もいると思います。

しかし、チャットで絵文字禁止というのは、オフィスで「笑顔禁止」と同じこと。チャットを使うのであれば、文字情報だけでは、相手に感情が伝わらず、間違って冷たく感じさせてしまうのだから、むしろ絵文字を使わないほうが失礼です。

若手社員のほうが絵文字コミュニケーションに長けています。しかし、会社において、若い人が自ら率先して絵文字を使うのはハードルが高い。そこで、上司や年配者から「絵文字は使わないといけないもの」と発信していくことが重要です。

たくさんの絵文字や顔文字を入力する人の手元
写真=iStock.com/choochart choochaikupt
※写真はイメージです

相づち、うなずきも文字で伝える

②共感・同意の「いいね」「素敵だね」を1日3回以上

チャットの投稿に対して「いいね」ボタンを押して感情を共有することは大切です。これは個人の孤立も防いでくれます。

「いいね」や「素敵」を意味するアイコンを送り合うと視覚的にも分かりやすいです。また、相づち、うなずきもチャットで伝えます。できれば文字で伝えると良いです。

相手の投稿に自然と「いいね」できるようになるために、1日3回以上リアクションしましょう。

どのリアクションマークを使えば良いか分からなかったら「なるほど!」「さすが」「確かにそう!」と返信してもOKです。