外部の人をどんどん取り入れるのが成長の鍵
――日本で「○○協会」というと、どこか閉鎖的で、外の目が入ることを嫌がる傾向があるように思います。その意味で、サッカーと野球の境界線を取り払い、そこに外部の専門家を入れた連絡会議は、大きな挑戦だったと思います。
【村井】そうですね。Jリーグを含めて「○○協会」の人々は自分たちが「○○」の専門家であると思っているから、自分たちの中にある知見で物事を解決しようとする感性が無意識のうちに働いているのかもしれませんね。
しかしJリーグ一つとっても、コロナ対策に限らず環境問題だったり、アスリートのメンタル、フィジカルにつながる心理学や医学だったり栄養学だったり、外部の専門家の知見を総結集しなければレベルアップできません。そういった仕組みや仕掛けをどう作っていくかが、Jリーグの成長の鍵になるかもしれませんね。