あなたの人生、「空気」に支配されたままでいいのか
こうした「空気」が完全に定着してしまったため、いくら日本が世界最高の陽性者数を2022年に17週間も達成しようが、ワクチンのブースター接種を猛烈に推進しながら世界最高レベルの致死率を「第8波」で記録しようが、もはやどうでもいいのである。重要なのは、ファクトではなく「空気」──それが日本社会の紛うことなき実像なのだ。要するに「マスクをするのが当たり前という『空気』のなか、人が大勢死んでも、みんながその『空気』に従ったのだから、いいよね!」ということである。
コロナによって生まれた「空気」は、醜い差別すら容認してしまった。この3年間、「マスクを着けない者」はいくら差別をしても構わないことになった。大人の社会だけでなく、小学校、中学校などでもマスク差別は横行したと聞く。同級生や先輩、教師、果ては横断歩道で旗を持つボランティアからも差別されるのだ。
そして、「空気」の支配力が最強のSNSであるフェイスブックでは、マスクやワクチンに異議を唱えるような書き込みをすると「いいね」の数が明らかに減る。自分の体感値では、通常の投稿と比べて3分の1~5分の1程度だ。「このエントリーに対して『いいね』を押すと、私も中川さん同様、反社会勢力だと見なされてしまう」「それは怖いから、少し共感する部分もあるけど『いいね』を押すのはやめておこう」という人が多いのだと思う。
というわけで、これからも日本人の皆さんは「空気」に従って、頑張って生きていってほしい。私はもう日本社会に愛想が尽きたので、今年2月6日から、しばらく海外へ逃亡することに決めた。まずはタイへ行き、ビザが切れるまで様子を見る。そこで日本が相も変わらずバカな「空気」を継続するようであれば、次はマレーシアかベトナムに移って、引き続きのんびり過ごす。それでもまだ日本のくだらない「空気」が変わらなければ、再びタイに戻って……といった具合に、日本社会の「空気」とビザの有効期限を鑑みながら、外国を転々とするつもりである。
バカバカしい「空気」に盲従するのではなく、個々人が自分のアタマでしっかりと考え、納得したうえで判断を下すほうが幸せに生きられるし、正しい選択ができる。
それが理解できないまま一生を終える人間のことを想像すると、「ご愁傷様」としか思えない。
【まとめ】今回の「俺がもっとも言いたいこと」
・日本は法律や条令ではなく、世間の「空気」が行動規範として重要視される社会。「空気」を読み、他者から非難されないよう立ち振る舞うことが美徳とされる。
・「空気」には合理性に乏しいもの、有効性に疑問符が付くものが多い。それでも「批判する前に、まずは従え」「皆が守っているのだから、オマエも守れ」と盲従する姿勢が求められる。
・コロナ騒動を通じて、日本社会にはびこる「空気」の理不尽さは、さらに強化された。
・バカげた「空気」に流されることなく、自分のアタマで考え、判断を下すことが大切。