「外来種御六家」全種がそろう池
在来種はドジョウ、ニホンスッポン、ニホンマムシ、アズマヒキガエル、スジエビ。特にアズマヒキガエルの大繁殖地になっていて、春は水際がオタマジャクシで真っ黒に染まるほどだ。
ニホンスッポンとニホンマムシは絶滅危惧種だし、これらを見るとむしろ良い池だなという印象を受ける。
問題は外来種だ。
オオクチバス、ブルーギル、コイ、アカミミガメ、ウシガエル、アメリカザリガニの6種類で、いずれも「侵略的外来種(※1)」と位置づけられるものだ(写真2)。
※1「侵略的外来種」とは、外来種の中でも生態系への悪影響が特に大きいもの。日本における侵略的外来種は、環境省と農林水産省によって「生態系被害防止外来種リスト」にまとめられている。
日本中、どこの池に行ってもどれかは出現することから、僕は「外来種御六家」と呼んでいるが、その全種がこの池には勢揃いしている。